阪神金本知憲監督が北條へ異例の2時間付きっきり指導を行った。
「去年のいい時の形がまったくなくなっていたから。簡単なことなんだけど。下半身が緩む。ユルユルで…」と指揮官は嘆く一方で「でも本人も思い出したんじゃないかな。打球もだいぶ変わってきたし」と手応えも。
「今の状態では1軍にはまずいられない」としたが「もう1度去年のいい時の状態とか感覚が戻れば、またチャンスはある」と期待を込めた。
阪神金本知憲監督が北條へ異例の2時間付きっきり指導を行った。
「去年のいい時の形がまったくなくなっていたから。簡単なことなんだけど。下半身が緩む。ユルユルで…」と指揮官は嘆く一方で「でも本人も思い出したんじゃないかな。打球もだいぶ変わってきたし」と手応えも。
「今の状態では1軍にはまずいられない」としたが「もう1度去年のいい時の状態とか感覚が戻れば、またチャンスはある」と期待を込めた。
積極的に社会貢献活動に取り組むプロ野球関係者に贈られる「ゴールデンスピリット賞」に、阪神岩田稔投手(34)が選ばれたと7日、発表された。
岩田は1型糖尿病の患者・家族の支援団体に、1勝につき10万円を寄付している。自らが大阪桐蔭時代に1型糖尿病を発症。クリスマス期間などには、病院に子どもたちを訪ねて勇気づけたり、家族へ向けた講演も行っている。
阪神球団は兵庫県西宮市の球団事務所で会見を開き、12月1日付の人事異動を発表した。
藤原崇起取締役が取締役オーナー代行に。四藤慶一郎代表取締役社長は退団し、代わって電鉄本社取締役の揚塩健治氏が代表取締役社長に就任する。谷本修常務取締役が代表取締役副社長兼球団本部本部長に就任し、今後は球団の編成の中核を担う。
揚塩氏は球団へは6年ぶりの復帰となる。09年4月に電鉄本社のレジャー事業部長から、球団の常務取締役に就任。11年4月からは阪急阪神ビルマネジメント株式会社に取締役・常務執行委員として移り、現在は電鉄本社取締役、阪急阪神ビルマネジメント株式会社代表取締役・副社長執行役員を務めていた。
阪神は6日、台湾代表左腕の呂彦青(ル・イェンチン)投手(21=国立台湾体育運動大)と正式契約したと発表した。
呂彦青は身長178センチ、体重72キロと細身の体格ながら最速で150キロに迫る直球はキレ味抜群。スライダー、チェンジアップの精度も高く、将来性にたけた左腕。日本プロ野球の複数球団も獲得調査を進めていたが、阪神との交渉で大筋合意に達していた。7日には西宮市内で入団会見が行われる。
阪神金本知憲監督は、来季藤浪のローテ入りについて問われ語気を強めた。
「当たり前やんか! 入ってもらわんと困りますわね。今年だって計算していたんだから。14か15ぐらい勝つ計算でいたんだから」。
指揮官は18年先発ローテメンバーについて、メッセンジャー、秋山を指して「2人はもちろん当確やね」と明言。
藤浪の立ち位置について「どうやろな。難しいな、晋太郎も。今年も数カ月ファームでしょ? 優先的にはローテーション入れる…分からんな、年が明けてみんと」と表現。
来季の期待値も変わらず14、15勝になる。
「やってほしいよ、そりゃあ。誰が監督だってそうでしょう。あいつをいらん、なんて言う監督はいないでしょう」。
藤浪はCSファーストステージDeNA戦の3戦目で中継ぎ登板し、2回1安打無失点と復活の兆しを見せた。秋季キャンプでは連日ブルペン入り。
「安定感はあると感じた。あまりブレがないな、というね」。
藤浪以外にも先発ローテ候補たちが練習試合の登板候補にあがっている。11日、18日に韓国・LGとの練習試合。
「投手コーチと話をするけどね。藤浪、小野、竹安、才木ぐらいでいきたいけどね。あとは岩貞か。紅白もあるけどね」。
阪神上本博紀内野手(31)が近日中に右足首の手術を受けることが6日、分かった。球団関係者によると、クリーニング手術になる見通しで、来季に影響はないとみられる。
上本は今季5月5日広島戦の二塁守備中に右足首を捻挫し、以降は慢性的な痛みと戦いながらプレーを続けていた。鳴尾浜でトレーニングを続けていたが、オフの早い段階で患部を万全な状態に戻し、来季に向けた準備を進めていくもようだ。
今季は二塁レギュラーの座を奪い取り、125試合出場で打率2割8分4厘、9本塁打をマーク。いやらしい打撃に磨きをかけ、チームのCS進出に貢献していた。来季も二塁レギュラーの有力候補だが、秋季キャンプで二塁挑戦中の大山や西岡ら強力なライバルとの争いも控えており、いち早く手術に踏み切るとみられる。
「17勝するわ(笑い)」/金本監督
阪神大山悠輔内野手が3日、高知・安芸での秋季キャンプで初の特守に臨んだ。今秋から本格挑戦している二塁守備で軽快な動きを披露。金本知憲監督のコメント。
「まずは競争だけどね。もともとサードをやっていて、逆方向のファーストでもうまかった。肩も強いし、送球もいい。守りに関してはいいものを持っている。チャレンジさせたい。今だったら、大型は誰かな。山田とか小久保も昔はセカンドだった。浅村にしても」。
メイン球場の三塁ファウルゾーンで行われたロングティーでは左翼ポール際に130メートル級の場外弾を連発。左翼96メートルの後方にある約8メートルの防護ネットを軽々とオーバー。
「(自分は)ロングティーはうまく飛ばせなかった。今の選手は、よっぽどうまい。今の選手を見て、ロングティーの飛距離はすげえなと思う。ヘッドを利かせて(ボールを)運ぶ。いいポイントで、とらえるものをもともと持っている。あとは体に力がつけば」。
その他の一問一答は以下の通り。
-小野が2ケタ勝てば
金本監督 それぐらい目標にしてほしい。十分いける力はあると思う。変化球のコントロール。カウントを取る球とボールゾーンに。それができれば、17勝するわ(笑い)。
-大山がロングティーで飛距離を見せていた。ロングティーで飛ばすのは難しい
金本監督 難しいと思うよ。飛ばし方を覚えているんでしょうね。あとは体に力がつけば。どっちかというと、おれは無重力のボールを打つのは下手だった。ロングティーはうまく飛ばせなかった。今の選手は、よっぽどうまいと思うよ。ピッチャーの球のほうが、うまく力を利用して、押し込むことができた、自分で言うのもなんだけど。今の選手を見て、ロングティーの飛距離はすげえなと思う。
阪神金本知憲監督が3年目の植田に来季大ブレークを期待した。
11月2日からの秋季キャンプの強化選手を問われ、「特にないよ。みんな、指定だ」と答え、「海(植田)なんか、やること多いよな。力をつけることとひたすら(ノックを)受けること。あいつは試合の中でうまくなっていくところがある。実戦向きのヤツは、使えば使うほど、いいモノが出てくる。そういうタイプだと思う」。
その他の一問一答は以下の通り。
-秋季練習を打ち上げた
金本監督 2クールだけやん。キャンプへの準備。
-植田は今季終盤、成長がすごいと話していた
金本監督 シーズンが終わってからも体が大きく、下半身が強くなったように見える。実戦向きだね。
-CSの最後の左打席でいい当たりを見せていた
金本監督 練習であんな打球見たことない(笑い)。試合でできるのは、実戦向きということ。大山なんかも、実戦でスキルもあるからね。(課題は)もっとスイングスピードを上げて、体力、筋力アップをね。
-キャンプの課題は
金本監督 振る力と守備力。高山、中谷は技術的なこと。体力よりもスキルアップになる。
-キャンプメンバーが決まった
金本監督 来年のことを考えれば、投手は藤浪、岩貞、青柳あたりでしょ。
-西岡はキャンプで実戦にも出す?
金本監督 そうやな。人数的にね。紅白やるなら、足りないし。
阪神がドラフト会議で指名した高校生はわずかに1人。残る5人は大学生と社会人。甲子園の秋季練習後、金本知憲監督は即戦力新人全5選手の来春キャンプ1軍スタートを示唆した。
1軍キャンプメンバーに選ばれる可能性はあるのかと問われ、「連れて行かなあかんね。見たいのもあるし」と切り出し、「人数を見ながら、やね」。
ドラフト3位指名の立大・熊谷敬宥内野手(21)、同4位指名した上武大・島田海吏外野手(21)は俊足コンビ。島田に至っては中学時代に陸上100メートルで陸上男子の桐生祥秀に先着したこともある。「やっぱり2人、足が速いからね。足で売っている選手…江越とか(植田)海とかは刺激になるんじゃないかな」と競争激化を期待。
「足が速いからといって、まったく打てないとか守れない選手を出すわけにはいかない」とも強調。
「練習とかトレーニングのビデオを見せてもいいよね。連続ティーとかロングティーとか、打撃練習を何時間やってとか」と1月新人合同自主トレに入るまでの期間にDVD版“虎の巻”を授けるプランも浮上した。
その他の一問一答は以下の通り。
-打撃練習の際、片岡ヘッドコーチと両足の動きを確かめていた
金本監督 昨日の大和と(指摘している点は)一緒よ。中谷も一緒。
-中谷は右方向を意識して取り組んでいる
金本監督 それは打撃コーチがやらせていることだけど。シーズン中にできない練習も今はできるしね。
-どれだけ秋に反復練習をできるか
金本監督 そりゃそうですよ。分かっていてもできないんだから、みんな。やらないかんと思っても、やらないんだから。人は横着なんですから。ステージを提供してあげないと。
-ドラフトで即戦力選手を5人獲得。若手の目の色も変わってくる
金本監督 どうやろな。外野手も足が速いし、内野手も投手もね。いきなり春、開幕からは無理だろうけど。
阪神はスカウト会議を開き、早実・清宮幸太郎内野手の1位指名を確認した。金本知憲監督のコメント。
「数字そのものです。100何本打っていて、体も強そうだし、柔らかさもある。とらえる技術もある。会社を挙げて、ぜひとも」。
会議では1位指名のシミュレーションも行われ、指揮官は清宮の競合を「6か7球団ぐらいの予想ですけどね」と話した。
験担ぎは「特に…。言いません」。