西武が来季の2軍投手コーチに球団OBの許銘傑氏(40)を招く方針であることが6日、明らかになった。
同氏は00年に西武に入団し、11年まで在籍。12年間で49勝をマークした。
オリックス、台湾ラミゴでプレー後、16年に現役を引退。今季は台湾プロ野球の年間王者を決定する台湾シリーズに進出した中信兄弟で1軍投手コーチを務めていた。
日本語も堪能でコミュニケーションに問題はない。すでに2軍投手コーチへの就任が発表されている杉山賢人氏と、課題の投手陣の底上げを図る。
西武が来季の2軍投手コーチに球団OBの許銘傑氏(40)を招く方針であることが6日、明らかになった。
同氏は00年に西武に入団し、11年まで在籍。12年間で49勝をマークした。
オリックス、台湾ラミゴでプレー後、16年に現役を引退。今季は台湾プロ野球の年間王者を決定する台湾シリーズに進出した中信兄弟で1軍投手コーチを務めていた。
日本語も堪能でコミュニケーションに問題はない。すでに2軍投手コーチへの就任が発表されている杉山賢人氏と、課題の投手陣の底上げを図る。
西武辻発彦監督が後藤オーナーへのシーズン報告のため、埼玉・所沢市内の西武鉄道本社を訪問した。
会談後「補強は(フロントに)任せてますが、投手をお願いしてます。向こう(海外)からも来てくれるでしょう」と期待を込めた。
西武ブライアン・シュリッター投手(31)が今季限りで退団する見通しであることが29日、分かった。
加入1年目の今シーズンは中継ぎで64試合に登板し、1勝5敗32ホールド。勝ちパターン継投の一角として防御率2・83をマークしたが、シーズン終盤は精彩を欠く内容が続いた。敗退した楽天とのCSファーストステージでも、第3戦の1点を追う8回に2被弾。勝負どころでの不安定感もあり、球団は来季契約しない方針を固めたとみられる。シュリッターは現役続行を希望している模様。NPB、メジャーも含め、プレー先を探すことになりそうだ。
西武が、楽天を戦力外となった松井稼頭央外野手(42)を獲得することが27日、決定的となった。鈴木葉留彦球団本部長(66)が調査を行うことを明言。松井稼は現役続行への意思が強く、話し合いに進んだ場合、古巣への復帰に大きな支障はないとみられる。メジャー経験を積んだ経験豊富なベテランが、15年ぶりに復帰することになりそうだ。
西武が3度のリーグ優勝を支えた男の獲得に動く。この日、楽天が松井稼と来季契約を結ばないことを発表した。鈴木球団本部長は「(契約)条件とか、いろいろな話を聞いてからじゃないと。すぐに決まるかは分からない。しっかり話しをしてからです」と、調査を進める考えを示した。
球団は、松井稼が入団からの10年間、チームの大きな戦力となった貢献度を考慮。03年オフにFA権を行使して海を渡り、7年間メジャーで戦った豊富な経験もある。練習に真摯(しんし)に取り組み続ける姿勢は、若手にとって生きた教本になる。今月23日に42歳となったが、同本部長は「年齢的にはいっているが、かといってうちのOBでもある」と、これまでの実績を鑑みていることを示唆した。
調査に向けては「向こう(松井稼)がどういうものを望むのかと、こちらが望むことが全く違うと成立しないから」としたが、松井稼は現役でのプレー続行を最優先に考えている模様。球団側も選手契約を念頭に置いている模様で話し合いに進んだ場合も、もつれる可能性は低いとみられる。
西武復帰となれば15年ぶり。プロとして第1歩を踏み出したグラウンドに、百戦錬磨の男が再び立つことになりそうだ。【佐竹実】
<パCSファーストステージ:西武2-5楽天>◇第3戦◇16日◇メットライフドーム
西武は楽天に屈し、6年ぶりのCSファイナルステージ進出はならなかった。辻発彦監督のコメント。
「残念です。それしかね…。しのぎあいの中で(5回に)1点取った時は、よしという気持ちになったけど…。試合は絶対勝ち負けがあるから」。
「この悔しさをしっかり反省して、来年に向けていかないといけない」と力を込めた。
「今は選手たちがよくやったという気持ちしかない。来季成長してどんな姿をみせてくれるか楽しみです」。
国内フリーエージェント(FA)権を保持する西武の牧田和久投手(32)野上亮磨投手(30)炭谷銀仁朗捕手(30)の主力3選手が、今オフでの権利行使を視野に入れていることが16日、分かった。
3選手とも球団への愛着はあるが他球団の評価も聞いた上で、来季のプレー先を模索する意向とみられる。
牧田はWBCの出場経験から、米大リーグでのプレーにも興味を示している。この日の試合後、「(メジャーへのあこがれは)あります。向こうでやってみたいという気持ちも(球団へ)伝えると思います」とし、「球団としっかり話をして決めていきたい」と話した。今後、球団とはポスティングシステムを利用してのメジャー移籍も視野に入れながら話し合う見込みだ。FA宣言した場合は競合が予想される。
炭谷は今季、規定打席には未達ながら過去最高の打率2割5分1厘をマーク。今年はここ5年間で最少の104試合の出場にとどまり、正捕手として貢献できるチームを最優先に考える構えだ。
野上は今シーズン自己最多タイの11勝を挙げ、菊池とともに1年間先発ローテーションを守りきった。プロ10年目を迎える来季に向け、他球団の評価を聞いてみたいという思いがあるとみられる。
3選手とも西武への感謝は強く、残留も選択肢に入れ、FA権行使の最終決断を下すことになりそうだ。
◆牧田和久(まきた・かずひさ)1984年(昭59)11月10日、静岡・焼津市生まれ。静清工(現静清)1年時に下手投げに転向。平成国際大では日米大学野球で日本代表入り。日本通運を経て10年ドラフト2位で西武入団。11年はシーズン途中から抑えを務め、22セーブを挙げ新人王。13、17年WBC、15年プレミア12日本代表。今季年俸1億円(推定)。177センチ、85キロ。右投げ右打ち。
◆野上亮磨(のがみ・りょうま)1987年(昭62)6月15日、福岡県生まれ。神村学園で05年センバツ準V。日産自動車を経て08年ドラフト2位で西武入団。09年4月30日ソフトバンク戦でプロ初登板。13年に自身初の2桁勝利となる11勝。今季は9月23日オリックス戦でプロ初完封。自己最多に並ぶ11勝を挙げた。今季年俸5000万円(推定)。177センチ、74キロ。右投げ右打ち。
◆炭谷銀仁朗(すみたに・ぎんじろう)1987年(昭62)7月19日、京都府生まれ。平安(現龍谷大平安)から05年高校生ドラフト1巡目で西武入団。06年に高卒新人捕手では51年ぶりの開幕スタメンデビュー。ベストナイン(15年)ゴールデングラブ賞2度(12、15年)。13、17年WBC、15年プレミア12日本代表。今季年俸1億円(推定)。181センチ、93キロ。右投げ右打ち。
<パCSファーストステージ:西武1-4楽天>◇第2戦◇15日◇メットライフドーム
西武は連勝でのCSファイナルステージ進出を逃した。辻発彦監督のコメント。
「打てなかったということは(岸が)よかったということ。球に伸びがあって、高めを結構振らされていた」と厳しい表情で振り返った。
「すんなり終わらせず、もう一息というところまでいった」と終盤の粘りを評価。
第3戦に向け「こっちにも力が入るし、向こう(楽天)も力が入る。今までやってきたことは変えられない。普通にやるしかない」と力を込めた。
<パCSファーストステージ:西武10-0楽天>◇第1戦◇14日◇メットライフドーム
西武が投打かみ合っての快勝でCSファーストステージ突破に王手をかけた。辻発彦監督のコメント。
「雄星で絶対に落とせなかった。真っ赤なスタンドが雰囲気をつくってくれるのが心強い。選手は明日も、思う存分、力を発揮してほしい」。
ロッテの来季構想から外れた柴田講平外野手(31)が6日、ロッテ浦和球場で自主トレを行った。
3日に球団から戦力外通告を受けたが、前日5日から再び体を動かしている。「まだ気持ちが整理できてなくて」と、現役を続行するかは未定。ただ「家でじっとしているよりはいいかな、と。トライアウトを受けることになったら、体は動かさないといけませんからね」と話した。
10月いっぱいをメドに、現役を続けるか、どうか決めるつもりだ。
西武は6日、渡辺直人内野手(36)、上本達之捕手(36)、木村昇吾内野手(37)、鬼崎裕司内野手(34)、大崎雄太朗外野手(32)、岩尾利弘投手(30)、佐藤勇投手(23)の7選手と、来季の契約を結ばないことを通告した。