WBC

【埼玉西武ライオンズ】秋山骨折隠しWBC出場、辻監督「気が気で…」

西武秋山骨折隠しWBC出場 辻監督「気が気で…」

 侍ジャパンの一員としてWBCに出場していた西武秋山翔吾外野手(28)が、右足の第5指骨折を押してプレーしていたことが24日、分かった。3日の強化試合阪神戦で死球を受け、骨にひびが入っていた。それでも痛みに耐えてチーム同行を続け、4試合に出場し打率3割。盗塁や好守などでも、チームをもり立てていた。

 しかし、辻監督は「正直、気が気でなかった」と明かす。球団には骨折の事実はすぐに伝えられたが、1度送り出した以上、起用方針は侍ジャパンに一任するしかない。12日の2次ラウンド・オランダ戦で、秋山が犠飛、適時打で2打点を挙げる活躍をした時でさえ、指揮官は「見ていられない」とこぼしていた。

 それでもその後秋山は、大会中に中堅の定位置を勝ち取り、準決勝米国戦にも先発出場。強行出場しながら、負傷箇所も回復させていった。帰国から一夜明けたこの日は、メットライフドームでのチーム全体練習には顔を見せなかったが、DeNAとのオープン戦が行われる今日25日には合流予定。辻監督は「開幕は問題ないと思います」と、31日のパ・リーグ開幕戦日本ハム戦への出場は可能との見方を示した。

【福岡ソフトバンクホークス】2017/03/19 小久保監督

「キャッチャーミットで」炭谷一塁守備/小久保監督

<練習試合:侍ジャパン2-3ドジャース>◇19日(日本時間20日)◇アリゾナ州グレンデール

 WBCで2大会ぶりの優勝を目指す侍ジャパンは、ドジャースと練習試合を行い、2-3で9回サヨナラ負けした。試合後、準決勝のアメリカ戦が行われるロサンゼルスに移動した。小久保裕紀監督(45)のインタビュー。

 -2試合の練習試合が終わった

 小久保監督 見ているだけでこんなに暑い。何とか選手の疲労が出ないように。

 -サヨナラ負け

 小久保監督 投手陣は、ボール自体は悪くない。牧田に平野。変化球の抜け球もなかった。

 -炭谷が一塁

 小久保監督 キャッチャーミットで守っていた。内川の体調面もあり、どうにかしてやりくりをした。

 -アメリカ戦へ向けて

 小久保監督 先発はある程度予想が立っている中で、左投手の可能性もあるということで坂本を3番にした。映像を見て分析して、リセットして考えたい。

【WBC】日本の相手は米国 スタントン決勝2ランで準決勝へ

日本の相手は米国 スタントン決勝2ランで準決勝へ

<WBC:ドミニカ共和国-米国>◇2次ラウンドF組◇18日(日本時間19日)◇米国ペトコパーク

 侍ジャパンの準決勝の相手は米国に決まった。

 米国がドミニカ共和国を6-3で破りF組2位で準決勝進出を決めた。21日(同22日)にドジャースタジアムで行われる準決勝でE組1位の日本と対戦する。

 ドミニカ共和国に2点を先制されたが3回に同点に追いつくと4回、8番のスタントン(マーリンズ)が左翼へ特大の2ランを放って勝ち越した。終盤に1点差に迫られたが8回にはマチャド(パイレーツ)の2点二塁打で突き放した。

 連覇を狙ったドミニカ共和国は2次ラウンドで姿を消した。

 準決勝の組み合わせは以下の通り。

▽20日(同21日) プエルトリコ-オランダ

▽21日(同22日) 日本-米国

【WBC】岡田が体調不良、大事をとってキューバ戦は欠場

侍岡田が体調不良 大事をとってキューバ戦は欠場

 侍ジャパンの岡田俊哉投手(25)が体調不良のため、大事をとって14日キューバ戦を欠場した。

 前日13日は休日を返上して練習していた。岡田は8日の1次ラウンドオーストラリア戦の5回に登板。制球が定まらず、1死満塁のピンチを背負うも二塁併殺でしのいでいた。

【野球日本代表】2017/03/12 小久保監督

「僕は短期決戦で全然打てなかった」/小久保監督

<WBC:日本8-6オランダ>◇2次ラウンドE組◇12日◇東京ドーム

 侍ジャパンがタイブレークを制した。延長11回二、三塁とし、中田の2点適時打で勝ち越した。小久保裕紀監督のコメント。

 「執念だけです。一丸となった。もう執念」。

 「一生、忘れられない試合になった」。

 「今日は采配のいらない試合だった。勝ちたい執念とチームの輪。それしかない」。

 V打の中田について「集中力が高い。僕は短期決戦で全然打てなかったからね。その辺では彼の方が上」。

【WBC】米国が2次R進出、アレナド3ラン

米国が2次R進出 アレナド3ラン カナダに快勝

<WBC:米国8-0カナダ>◇1次ラウンドC組◇12日(日本時間13日)◇マーリンズパーク

 米国がカナダに快勝し2勝1敗で2次ラウンド進出を決めた。

 1回1死満塁から5番ホスマー(ロイヤルズ)の適時二塁打などで3点を先制。2回には4番アレナド(ロッキーズ)が左中間に3ラン。7回にはポージー(ジャイアンツ)のソロでダメを押した。

 守っては先発のダフィー(ロイヤルズ)が4回を2安打無失点、7三振を奪う快投。救援陣も安定した投球を見せて完封した。

 米国はC組3連勝のドミニカ共和国とともに2次ラウンド進出。3連敗のカナダと1勝2敗のコロンビアは敗退が決まった。

【野球日本代表】3連勝で2次Rへ 小林、中田弾など7点快勝

侍日本3連勝で2次Rへ 小林、中田弾など7点快勝

<WBC:日本7-1中国>◇1次ラウンドB組◇10日◇東京ドーム

 日本は、1回1死三塁から山田の右犠飛で先制した。2回は小林の2ラン、3回は中田の2ランで追加点を挙げた。

 日本は、4回以降は6回まで無得点。先発の武田が3回1失点で降板すると、藤浪が2回無失点、増井が1回無失点でつないだ。

 日本は7回、菊池の遊撃への適時内野安打が相手失策を誘い、2点を追加した。7回からは松井裕、平野、秋吉が無失点に抑えた。

【WBC】侍ジャパン2次R進出決定

侍ジャパン2次R進出決定「最善の準備で臨む」監督

 侍ジャパンが2次ラウンドへの進出が決まった。

 9日、オーストラリアが中国に11-0で8回コールド勝ちした。開幕2連勝している日本は、10日の中国戦に敗れても2勝1敗で同組のキューバ、オーストラリアに直接対決で勝利しているため、B組1位での通過となった。

 中国は1次ラウンドでの敗退が決まった。

 小久保監督は「1次ラウンドを突破できたことは、チームがまさに一丸となって戦った結果であると受け止めている。今後は、これまで以上に厳しい試合が待ち受けている。我々の目標である世界一奪還に向け、すべての試合に最善の準備で臨んでいきたい」とコメントした。

◆第4回WBC主な規定

▽勝ち上がり決定方法 1、2次ラウンドは上位2チームがそれぞれ勝ち進む。3チームが2勝1敗で並んだ場合は、当該チーム間の(1)失点率(2)防御率(3)打率(4)抽選―で順位を決め、1位は通過が決まり、2、3位でプレーオフを行う。3チームが1勝2敗で並んだ場合も同様に順位を決め、上位2チームがプレーオフを行う。

▽タイブレーク制 延長11回以降は無死一、二塁から始まる。打順通りに打席に入り、走者は先頭打者の直前の2人。

▽コールドゲーム 5回以降に15点差、7回以降に10点差がついた場合は打ち切る。

▽投球数制限 1次ラウンドは65球、2次ラウンドは80球、準決勝と決勝は95球を超えると次打者には投球できなくなる。

▽登板間隔 50球以上投げたら中4日、30球以上か連投した場合は中1日を空けなければならない。

▽ビデオ判定 2次リーグまでは本塁打のみ採用。準決勝、決勝では米大リーグ公式戦と同じ方式で行うが、チャレンジは実施しない。

▽指名投手枠 最大10投手まで登録できる。最終メンバーに2人まで登録でき、1、2次ラウンド終了後に指名投手同士のみ入れ替えが可能。

【WBC】韓国勝利、死球連発で警告試合も自国開催3連敗回避

韓国勝利、死球連発で警告試合も自国開催3連敗回避

<WBC:台湾8-11韓国>◇1次ラウンドA組◇9日◇韓国・高尺スカイドーム

 自国開催の韓国が最後に気迫を見せ、3戦全敗を免れた。

 1次リーグ敗退が決まった中でも「全力を尽くす」と金寅植監督が言うように執念を見せ、8-8の延長10回に梁義智の犠飛で決勝点。さらに不振が続いていた金泰均が2ランを放った。

 死球の連発で、5回途中に球審が警告試合とした荒れた展開だった。4回には2回に顔面付近に死球を受けながらも出場を続けていた李大浩の適時二塁打などで8-3とリードを広げたが、後半に追い付かれる。9回には無死二塁とされたが、頼みの呉昇桓が抑え、10回の勝ち越しにつなげた。

【WBC】中田が決勝弾!侍ジャパンWBC連勝は21・2%

中田が決勝弾!侍ジャパンWBC連勝は21・2%

 8日にTBS系列で生中継された侍ジャパンの第4回ワールド・ベースボールクラシック(WBC)2戦目となるオーストラリア戦の平均視聴率が午後6時半からの64分間で12・3%、同7時34分からの178分間で21・2%、同10時32分からの22分間で16・0%だったことが9日、ビデオリサーチの調べでわかった。

 試合は侍ジャパン中田翔内野手(27)が、値千金の決勝アーチを放った。1-1の同点で迎えた7回表、先頭打者で左翼スタンドへ放り込んだ。中田は第1戦から8打席目で今大会の初安打だった。日本は連勝を飾り、2次ラウンド進出へ大きく前進した。