「第45回三井ゴールデン・グラブ賞表彰式」が29日、都内のホテルで行われた。
4年連続4度目の受賞となったソフトバンク今宮健太は、さらなる成長に意欲的だった。今季の失策は11で、守備率は9割8分2厘。来季は08年に日本ハム金子誠がマークしたパ・リーグ記録の9割9分5厘超えが目標で「まずは失策を1ケタにして、最低でも守備率を9割9分にしたい」。鳥越内野守備走塁コーチは中日時代に9割9分7厘の遊撃手としてのプロ野球記録を樹立しており「そこを目指してやっていきたい」と、師匠超えを最終目標に掲げた。
Month: 11月 2016
【広島東洋カープ】菊池4年連続Gグラブ
「第45回三井ゴールデン・グラブ賞表彰式」が29日、都内のホテルで行われた。
広島菊池涼介が、10年連続ゴールデングラブ賞のセ・リーグ最多記録を誇る球団OBの山本浩二氏超えを目標に掲げた。今季は4失策で、シーズン歴代補殺ベスト3を独占する525補殺も記録。両リーグ最多得票で4年連続4度目の受賞だった。「浩二さんの記録更新が目標なので、あと7年ですね。補殺も歴代4、5位と埋め尽くせるように追求していきたいと思います」と意気込んだ。
【埼玉西武ライオンズ】秋山「今後も取れるよう練習」2年連続Gグラブ
「第45回三井ゴールデン・グラブ賞表彰式」が29日、都内のホテルで行われた。
西武秋山翔吾が球団初の3年連続フルイニング出場に意欲を示した。14年9月6日ソフトバンク戦から310試合連続で記録を継続中。「(来年も)フルイニングは続けたい。ケガをせず、使い続けてもらえる成績を残さないと出来ないこと。このオフは、もう1度しっかり体をつくりたい」。今季は全試合で中堅手を務め、2年連続でゴールデングラブ賞を獲得。「まだまだ課題がある。今後も取れるように練習していきたい」と表情を引き締めた。
【オリックス・バファローズ】糸井2年ぶりGG、3球団受賞に挑む
「第45回三井ゴールデン・グラブ賞表彰式」が29日、都内のホテルで行われた。
オリックスから阪神にFA移籍した糸井嘉男は、2年ぶりの受賞となった。外野手部門で7度目の受賞は00年オリックス・イチロー、阪神新庄以来、史上5人目。糸井は日本ハム、オリックスで同賞を獲得しており、来季、野手では史上初となる3球団ゴールデングラブ賞に挑む。「トライする」とラグビーのトライポーズをまねながら上機嫌で挑戦宣言した。
【阪神タイガース】狩野は500万増
新選手会長に就任した阪神狩野恵輔外野手(33)が29日、西宮市内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、500万円増の推定年俸2800万円でサインした。
今季は主に代打として66試合に出場し、打率2割4分1厘、17打点、3本塁打の成績だった。狩野は「個人的にはもう少し成績を出したい。チームとしては優勝しかない」と力を込めた。
【阪神タイガース】榎田は500万円増
阪神榎田大樹投手(30)が29日、兵庫・西宮市内の球団事務所で契約交渉に臨み、500万円アップの推定年俸3200万円でサインした。
昨季の推定年俸も2700万円だったことも判明した。今季は35試合に登板して1勝1敗、防御率4・31。7月には左足内転筋筋挫傷で2軍降格するなど、1年間を通して1軍で活躍できなかった。それだけに「去年の秋のキャンプで肉離れしてしまって、今年も逆の足ですけど、肉離れしてしまっているので、それをないように。そうすれば、1年間、戦えると思う。中継ぎでしっかりと出る準備をしていけたらいい」と気を引き締めていた。来季も左腕セットアッパーとして出番を求めていく。
【阪神タイガース】岩田1500万大減俸
阪神岩田稔投手(33)が29日、兵庫・西宮市内の球団事務所で契約交渉に臨み、1500万円ダウンの推定年俸5300万円でサインした。
今季は開幕ローテーションに入りながらも絶不調で6試合登板にとどまり、0勝3敗、防御率8・85と悪夢を味わった。野球協約が定める減額制限(1億円以下の場合は25%)に迫る大減俸。「いいときに戻そうとか、現状で、どれが一番いいのかとか探りながらやったシーズンでしたけど、全然ダメだった。もう、やるしかない。初心に帰って引退覚悟で頑張っていきます」と覚悟を固めていた。
【東京ヤクルトスワローズ】新垣渚が現役引退
ヤクルトから戦力外通告を受けていた新垣渚投手(36)が現役引退を決めたことが29日、分かった。
今月末まで他球団からのオファーを待つ方針だったが、28日夜に家族と相談し「もう決めないといけないかなと思った」と決断したことを明かした。
新垣は沖縄水産高から九州共立大を経て2003年に自由獲得枠でダイエー(現ソフトバンク)に入団。「松坂世代」の一人として活躍し、04年からは3年連続で2桁勝利をマークした。その後は故障にも苦しみ、14年途中にトレードでヤクルトに移籍した。
14年間で通算172試合に登板して64勝64敗、防御率3・99。101暴投は歴代3位だった。
【阪神タイガース】新井600万減
阪神新井良太内野手(33)が29日、兵庫・西宮市内の球団事務所で契約更改に臨み、600万円減の年俸2100万円でサインした。
今季は46試合に出場して打率1割5分4厘、8打点、3本塁打。新井は「まあまあ下げていただきました。もうちょっとやってほしかったと言われて、速攻で(判を)押しました。ざんげしかない」とサバサバした表情で話した。(金額は推定)
【北海道日本ハムファイターズ】浅間60万増
日本ハム浅間大基外野手(20)が29日、札幌市内の球団事務所で契約更改交渉に臨んだ。年俸900万円から60万円アップの960万円で合意した。
2年目の今季は52試合に出場し110打数21安打9打点。プロ初本塁打をマークしたが、打率はルーキーイヤーの2割8分5厘を下回る1割9分1厘だった。それだけに「思っていた形ではなかった」と振り返る。
変化球への対応を課題に挙げ「下半身が安定すればぶれない。鍛えていくしかない。来年が勝負」と気を引き締めていた。(金額は推定)